私の父は明治生まれの頑固な人でした。
その割には、人が良く人の為に何でも気良く動く人でした。
そんな優しさがあだになり連帯保証人で一家は、どん底へ。
私が高校生の時でした。
母は、くたくたになり失明して入院。
あんなショックと不安はなかったです。
やっと母の目の光を取り戻すことが出来たのは、私が22歳の時でした。
波乱万丈の人生の中から私は生きる強さが自然に身についたようです。
今は、両親とも他界しましたが魂だけはしっかり私に受け継がれています。
亡き父と母の口癖は、「真面目に働け」「人様に迷惑かけないように」
「みんなに愛されるように素直な心でいなさい」でした。
今、気がつけば同じ事を娘に言っている自分がいます。
母の日、父の日には、あらためて「あなたの子どもでよかった。ありがとう」と思います。
仏壇の前で手を合わせていると、何だか両親の声が聞こえてきそうな気がします。
「世の為人の為にしっかり仕事をしなさい!」と。
さて、我が家の夫には、久し振りにたっぷり愛情料理をつくってあげよう。
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