あちこち講演に行っていますが、
悩みは、皆同じで人間関係ですね。
この1年間で5000人くらいの出会いがありました。
その中でいろんな方の声を聞きましたがほとんど
老若男女、大なり小なり人間関係で困っています。
ただ、その問題を自分でどうとらえ、どう行動するかで
大きな差が出てきます。
人間関係で100%正しい、100%間違いと言い切れることは
少ないです。
喧嘩の始まりは、ほとんど売り言葉に買い言葉。
自分の何気ない態度が相手には不快であったり
相手がなんとも思っていないことに自分が必要以上に
被害妄想したり。いろいろありますね。
相手の心を操縦することは不可能なのです。
価値観や感覚の違いをおたがい今更そう簡単には
変えることができません。
自分の心の操縦をすることのほうが早道だということですね。
ある本で、「忘れる能力こそ大事」と見たことがあります。
確かにそうだと思います。
嫌なこと、嫌な人のことまで全て記憶していたら
それこそ気分が沈み仕事への意欲も下がってしまいます。
嫌なことを忘れる努力も必要だと言い聞かせ自分の心と戦うことです。
結局、自分の心をどう処理するかが周りとの関係を善・悪に
してしまうのでしょう。
頭で理想を描いても感情と行動が伴わない。
人間の弱点ですね。
原作・太宰治の人間失格の映画が公開されました。
この機会に、私も見に行こうと思います。
« 前の記事へ | ブログトップに戻る | 次の記事へ » |