先日、滋賀県内の市民センターで講演させていただきました。
テーマは「コミュニケーション」。人と人との関係をより豊かにするために、相手を気づかうことは、家庭でも職場でも大切なことですよね。しかしながら「外ではできても、家ではつい手を抜いてしまう」という方も、少なくありません。
講座にはシニア世代の男性女性がたくさん参加してくださいました。夫婦間のコミュニケーションで悩んでおられる方が多いと伺い、次のようなことをお話ししました。
- 男性と女性は別の生き物?
- 発想の転換 ギャップを認めよう
- 伝えないと伝わらない
- 人間関係を良好にする日々のちょっとした工夫とは
終了後、一人の女性が「先生、今日のお話をお聞きして、気持ちがとっても楽になりました」と、笑顔で言ってくださいました。「違いを認めたらいいんですね。ずっと『どうして?なんで分かってくれないの?』と悩んでいました」と。
また、ある男性が「当たり前のことをわざわざ言わなくてもいいと思っていました。でも、言わないと伝わらないんですね。頑張って声をかけるようにします」しかしそのあと「でも、どうも気恥ずかしくて…」と、言われました。
わたしは「そんなすごいことを言わなくていいんですよ。例えば晩ご飯のとき『美味しかった』、何かをしてもらったら『ありがとう』『助かったよ』、それだけでいいんです。その一言で十分ですから」と、伝えました。
コミュニケーションについて、つい難しく考えてしまいますが、前述のような日常の小さな積み重ねは、どなたでも出来ますので、みなさまも騙されたと思ってやってみてください。
ちょっとした声かけから。日常が、かならず変わります。
それでもまだ悩んでしまうという方、もっと向上させたいと思われるかたは、個別カウンセリングや実践講座など、ご要望に合わせてご提案させていただきますので、どうぞお気軽にお声かけください。
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2014年11月 黄瀬紀美子